石垣明真、藤谷和広
5日午前11時ごろ、千葉県八街市八街で、「一軒家が激しく燃えている」と目撃した人から110番通報があった。県警佐倉署によると、火は民家や飲食店など10棟以上に広がり、約4時間後に鎮圧された。近くに住んでいるとみられる60代の男性が煙を吸い、病院に搬送された。軽傷という。署が出火原因などを調べている。
現場近くに住む無職嶋田文博さん(69)は同日午前11時ごろ、火災を知らせる防災無線を聞き、自宅から外を見ると、道路を挟んだ建物から黒い煙が立ち上っていた。5分ほどすると、「ぼおっ」という音がして、炎が燃え上がったという。「びっくりした。これだけ大きい火事は見たことがない」。火は強風にあおられ、ほかの民家にも燃え移ったという。
東京電力パワーグリッド千葉総支社によると、この火事の影響で現場周辺の約640軒が停電したが、同日午後3時すぎに復旧したという。(石垣明真、藤谷和広)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル